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書店に貼ってある、芥川賞を受賞した「乳と卵」のポスター、作者の川上未映子氏がしゃがんでいるんですよね。 文化に因(よ)るのか、人種に因るのか分かりませんが、日本や東南アジアを含む東アジアには、元々、しゃがむ習慣がありました。 それはたぶん、気候風土か、骨格か体格に由来するものだと思います。私たち日本人にとって、「しゃがむ」とは、自然で身体に無理のない姿勢だったはず。 でも、私などは、しゃがむ姿は格好悪いとか行儀悪いと言われて育ちました。今でも、自分が屋外でしゃがむことはありません。 日本人が何時からしゃがむ姿を格好悪いと思うようになったのか分かりませんが、この価値観は、おそらくは欧米から入って来たものなのでしょう。 確かに、欧米人がしゃがむ姿を見たことがありません。と言うか、欧米人は、しゃがむことが苦手なのかもしれません。 欧米人は、正座もしないし、あぐらも組みません。 欧米には下半身を冷やさないように膝掛けがありますが、日本には炬燵があります。 椅子と座布団、洋式便器と和式便器、等々を比べるまでもなく、座り方は各国各様で、行儀良い座り方と行儀悪い座り方、美しい座り方と格好悪い座り方は、万国共通ではないのでしょう。 韓国では、片膝を立てて座るのが正しい座り方のひとつなのですよね?これを、他の国の人たちが行儀悪いとか格好悪いとか言う筋合いはありません。 私と同世代かそれ以上の年齢の人たちには、今の日本の若者たちが街角でしゃがむ姿に顔をしかめる人は多いですが、私は、むしろ羨ましい。 明治維新か第二次大戦後に日本に入って来た「しゃがむ姿は格好悪い」という価値観から解き放たれ、自分の身体に素直になって、快適な座り方を取り戻しているのですから。 ※当ブログのテーマ「生理」は、「生命現象とその原理。身体の機能や組織。理屈ではなく本能」というような意味です※ |
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